[書評] スタッフエンジニア ー ソフトウェアエンジニアのキャリアの先について知りたいと思った時に読む一冊

本日は毎週月曜日の恒例の書評回です。今回は同僚が良かったと勧めてくれた「スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ」を読んだので、その紹介です。

どんな内容の本か?

この本はソフトウェアエンジニアが描くキャリアパスにおいて技術力を武器にリーダーシップを発揮していくときの指針やあり方を紹介してくれる本です。

ひと昔前はソフトウェアエンジニアのキャリアパスとしてはマネージメントになるくらいしかないイメージでした。しかし、ここ最近時々マネージメント以外の方向性のキャリアパスを耳にすることが増えてきました。
この本はそんなマネージメント以外のキャリアパスの先にある「スタッフエンジニア」がどういう仕事なのかとそれにどうやればなれるのかについて書かれています。

ちなみにタイトルにもある「スタッフエンジニア」という言葉を私はこの本を読むまで知らなかったのですが、シニアエンジニアよりもさらに上のポジションのイメージです。

この本の特徴としては前半はスタッフエンジニアがどういうものか、どうやればなれるのかということについて紹介し、後半はスタッフエンジニアのインタビューが書かれています。日本語訳では原著にない4人の日本人スタッフエンジニアのインタビューが追加されています。

どんな人にお勧めか?

この本は以下のような人にお勧めかと思います。

  1. 新しい企業でキャリアパスの参考になる先輩社員が少ない方
  2. 転職を考えている方

特に自分は1のタイプでした。前職は大企業ということもあり、キャリアパスの参考になる先輩社員が多くいました。このため、同じ会社に勤め続けるつもりならキャリアパスを考えるのは楽なイメージでした。一方、今は転職してそれほど社員が多くない会社にいるため、参考になる方というのがあまりいません。このため、自分の今後を考える上でこの本は参考になるところが多かった印象です。

また、この本でスタッフエンジニアになる方法の一つとして転職についても書かれています。米国の事情が多い部分もあると思いますが、日本でも転職について考える際は参考になる部分が少なからずあると思っています。

個人的に良かった点

個人的には以下の点が良かったです。

  1. ソフトウェアエンジニアの先にどういうキャリアパスがあるのか知ることができた
  2. ソフトウェアエンジニアの昇進についてどうやればいいのか知ることができた

特に1に関して、ソフトウェアエンジニアのキャリアパスに関して漠然としたイメージは今までありましたが、この本のおかげでそれが言語化できたのは非常に良かったです。

終わりに

今回は同僚の勧めで読んだ「スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ」について読んだので紹介の記事を書きました。キャリアパスについて悩むときはよくあるので、非常に参考になった1冊でした。

今後も毎週月曜日は読んだ本の紹介の記事を書こうと思います。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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