新社会人のころの自分に勧めたい「社会人にとって大切なことを教えてくれた本」まとめ (2023年版)

今回は月曜日の恒例、本紹介の記事です。ただ、4月になったということで今回はいつもの本紹介とは少し変えて、新卒のころの自分に勧めたい本のまとめを書いてみました。

社会人になるといろいろなことに悩むと思います。少なくとも自分はいろいろ悩みました。そんな人の参考になればと思って「これをもっと早く読んでおけば!」って思った本を紹介します。本当は紹介したい本がいっぱいあるのですが、たくさん本があっても結局どれを読めばいいかわからなくなりそうなので、この記事ではテーマ別にどうしても勧めたい本を合計6冊紹介します。

対人関係で悩んだら読んでほしい本

嫌われる勇気

まずは本屋でよく見る「嫌われる勇気」です。この本は物語仕立てでアドラー心理学について解説してくれる本です。アドラー心理学と聞いても知らない人にはピンとこないかもしれません。簡単にいうと対人関係についてどう考えればいいか?を教えてくれる本です。

個人的に社会人になって一番大変だったことは仕事よりも対人関係です。大学までは素晴らしい人たちに囲まれていたせいか対人関係で悩むことはほぼありませんでした。このため、悩みといえばもっぱら研究に関してでした。それが社会人になってから一変して、仕事がうまくいかなくて悩むよりも対人関係で悩むことのほうが多かった印象です。そんなときに出会ったのがこの本でした。この本のおかげで対人関係についてどう向き合っていけばいいかかなり自分の中の考え方が変わった印象です。

おそらく多くの人が同じように対人関係には悩むと思うので、もしまだ読んだことない方はぜひ一度読んでみることをお勧めします。

まんがでわかる 7つの習慣

次に「まんがでわかる 7つの習慣」です。「7つの習慣」の内容をわかりやすく漫画で紹介した本で、全部で4冊のシリーズです。

今回あえて7つの習慣ではなく、漫画で解説している本を紹介したか?というと、この漫画版のストーリーが面白く、かつ、ちゃんと7つの習慣の各習慣に沿った内容になっていて非常にわかりやすい内容になっているため、今回は漫画版のほうにしました。実際、個人的には「7つの習慣」の本で紹介されていた例などはあんまり覚えてないですが、漫画のほうのストーリーは覚えているので、ちゃんとためになっているのは漫画のほうかも?と思っています。

また、7つの習慣は対人関係以外の話もあるのになぜ対人関係のところに入れたか?というと、7つの習慣の中にある「Win-Winを考える」というものが社会人になったら特に重要だなと思ったためです。

これは対人関係において、両方にとって得がある合意を形成するようにし、それができないのであれば合意しないことに合意するという習慣になります。これにより片方、もしくは両方に損がある合意をしないようにするというものです。個人的にはこの本を読むまでそれほど意識してなかったのですが、この本を読んでからは意識して得があるかどうかを考えるようになりました。

7つの習慣は他にも良い習慣があるので、ぜひ一読することをお勧めします。

健康的に過ごすために読んでほしい本

シリコンバレー式よい休息

次は休息の取り方について教えてくれる「シリコンバレー式よい休息」です。

アレックス・スジョン-キム・パン, 野中 香方子

みなさん、休日の過ごし方ってどれくらい意識していますか?私はこの本を読むまで休日はなんとなく遊んだりダラダラ家で過ごすだけでした。

この本はそんな人のために、いかに仕事のために休息が大事かを説明し、高パフォーマンスを発揮するための「戦略的休息」の取り方について教えてくれる本です。この本を読むと意識して休息をとることは仕事をする上でも重要なんだと知ることができます。そして、仕事を頑張るのもいいですが、休息も同じくらいがんばろうという気持ちになります。

新人のころは休まず仕事を頑張れ!みたいな本もありますが、個人的にはこの本が紹介している「仕事と休息どっちも頑張る」という考え方のほうが好きなので、こちらの本を今回紹介リストにいれました。

睡眠こそ最強の解決策である

次に睡眠に関することをまとめた「睡眠こそ最強の解決策である」です。

マシュー・ウォーカー, 桜田 直美

実は20代後半のころ夜眠れないし、眠れてもすぐに起きてしまって睡眠時間をほとんどとれない時期がありました。そのころから睡眠の重要性を意識するようになりました。

そのため何冊か本を読んでいて、個人的に気に入っているのが、この「睡眠こそ最強の解決策である」です。この本は眠りがどういうものか説明し、睡眠の重要性とよりよい睡眠のとり方を教えてくれる本です。より良い睡眠をとるには実は意識しないといけないことが多くあります。この本ではそれが網羅的に説明されているので、とりあえず、睡眠についてお困りの方はまずはこの本を読むというのが良いと思っています。

仕事の時間管理の考え方を教えてくれる本

なぜあなたの仕事は終わらないのか

次にいわゆる時間管理系の本で、今でも意識していることを教えてくれた「なぜあなたの仕事は終わらないのか」です。

仕事に限らず締め切りぎりぎりにならないと頑張れないことってよくありませんか?このようなことがあるため、締め切り直前になって頑張ればいいかーと思って放置してしまうことがあります。ただ、そのように仕事を進めていると時々締め切りに間に合わずに問題になることがあります。

これが、学校の宿題などであれば問題ないですが、仕事になってくると周りに迷惑をかけ、結果として自分の評価が落ちていきます。このため、仕事ではこのような考え方を捨てる必要がでてきます。それを教えてくれたのがこの本でした。

この本では「ロケットスタート時間術」という名前で著者が実践している時間管理術の考え方について説明してくれています。個人的にはこの中の「最初の2割の期間を見積期間としてもらい、実際には仕事量の8割を終わらせる」というアドバイスが非常に役立っています。結果として、この本を参考にして仕事をこなすようになってからは締め切り前にあらかた仕事が終わっているので、精神的にも楽です。もしかしたら人によって「合う」「合わない」はあるかもしれないですが、仕事の時間管理がうまくいかないという方は一読をお勧めです。

本当にこの仕事を続けてていいのか疑問に思ったら読む本

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

最後は「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」です。この本は自分のやりたいことを見つける手助けをしてくれる本です。

仕事を始めてみると「思った通りの仕事についたはずなのに、思ってたのとちょっと違う」だったり、「そもそも想像していた仕事と全然違う仕事ばかりやっている」と思うことがたびたびあると思います。実際、私は新卒で入った会社では入る前に想像してたのと全然違う仕事を最初してました。そんなとき、そもそも自分がやりたいことって何だろうか?ということを考えると思います。ただ、やりたいことを見つけるのは簡単ではありません。

この本では普通ならやってしまう「やりたいこと」探しの問題点の紹介から、実際にやりたいことを見つける際に何を考えないといけないのか、やりたいことの決め方などを教えてくれる本です。実際私はこの本を今の職場に転職してから読んだのですが、改めて自分の今やっている仕事が「やりたいこと」だったと実感してもやもやが大分晴れました。

みなさんも今やっている仕事にもやもやを覚えたらぜひ手を取っていただければと思います。

終わりに

今回は新卒のころの自分に勧めたい本ということで6冊まとめて紹介してみました。個人的にはどれもこの本があったおかげで今の自分があると思っている本です。

本当は「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」や「ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hack」、「入社1年目の教科書」など他にもいくつか紹介したい本はあったのですが、幅広いくいろいろな人向けの本を選びました。

4月は環境が変わって今までにない大変なことにぶつかって悩むことが多い季節かと思います。今日紹介した本がそんな人のために少しでもなれたら幸いです。

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