[書評] V字回復の経営 ー 会社を立て直すとはどういうことなのかを知りたくなったら読む一冊

毎週月曜日恒例の書評回です。今回は「決定版 V字回復の経営 2年で会社を変えられますか? 「戦略プロフェッショナル・シリーズ」第2巻 」を同僚に勧められて読んでみたのでその感想になります。

どんな内容の本か?

この本は実際にV字回復を果たした企業を題材に書かれた小説仕立てのビジネス本です。何度か修正されたバージョンの本が出ていますが、決定版がこのブログ記事の書いている現在最新版になります。

内容は大企業の中で赤字を垂れ流している1事業を事業再生の専門家が2年でV字回復させるという話と事業再生に関して筆者の考えを合わせた本みたいな印象です。
同僚にはラノベみたいなものと言われて読んだのですが、事業再生についての筆者の考えがコラム的に随所に書かれていて勉強になる部分が多かった印象です。
小説仕立てなので、どのようにV字回復させたかのネタばれをすると面白くないかもしれないので、その部分については書きませんが、問題点を列挙していくシーンでは、どっかで聞いたことがある話ばかりな印象で、いろいろ考えないとと思うことが多かったです。

どんな人にお勧めか?

個人的には以下のような人にお勧めかなと思っています。

  1. 事業再生をニュースで聞いていたけど実際にはどういうことをするのか?知りたい人
  2. 会社の経営について知りたい人

私自身は1の立場でした。ニュースではV字回復した企業の話を時々耳にします。ただ、そういう企業で一体何が起きたのか?という話を私自身はほとんど聞いたことがありませんでした。このため、この本によって得るものが多かった印象です。
また、この本では社長の決断が重用なシーンが数多くでてきます。このため、経営者とはどういうことを考えないといけないのかその一端を知ることができます。

個人的に良かった点

個人的には以下の点が良かったです。

  1. 本当の意味で改革するとはどういうことをするのかを知れた
  2. 企業の問題点を考えるきっかけになった

特にニュースでしか知らなったV字回復した企業の1例を知ることができたのは個人的には大きい印象です。また、この本に書かれた企業の問題点のいくつかはどの企業でも当てはまることばかりな気がしています。
このため、2のように自分の務めている企業はどうなのか?を考えるいいきっかけになりました。

終わりに

今回は「決定版 V字回復の経営 2年で会社を変えられますか? 「戦略プロフェッショナル・シリーズ」第2巻 」を読んだのでその書評になります。
この本は何人か勧めてくれた人がいた本だったのですが、いろいろな人が勧めてくるだけあって良い本でした。

今後もこのように毎週月曜日は本の書評をあげていこうと思いますので、興味がある方はまた見てください。
この記事が他の方の参考になれば幸いです。

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